ふるさと納税 おすすめ家電

ふるさと納税で家電を探したことがある人なら、一度は思ったはずです。「思ったより選択肢が少ない」と。


肉や米は無数に出てくるのに、家電になった途端に候補が絞られる。これには制度上のはっきりした理由があります。


理由が分かると探し方が変わるので、そこから書きます。



◯家電の返礼品が少ない理由


2019年6月の制度改正で、返礼品には2つのルールが課されました。


・返礼割合は寄付額の3割以下

・その自治体の地場産品であること


問題は後者です。地場産品というのは、要するに「その地域で作られたもの」。


つまり家電の返礼品を出せるのは、家電メーカーの工場や製造拠点がその自治体にある場合だけです。


改正前は、どの自治体でも人気家電を仕入れて返礼品にできました。


それが禁止されたので、今は製造拠点を持つ限られた自治体しか家電を出せません。


なので探し方は「欲しい家電から探す」より「家電を出している自治体から選ぶ」ほうが早いです。




◯家電を狙うときの3つのポイント


1. 限度額の大半を使うことを覚悟する


家電は寄付額が大きくなります。還元率3割以下というルールがあるので、たとえば5万円相当の家電なら、寄付額はおよそ17万円前後になる計算です。


年収600万円クラスの人でも限度額は10万円弱ですから、家電を1つ選んだ時点で、その年の枠はほぼ埋まります。


肉も米もカニも諦めて家電に全振りするのか、それとも分散するのか。ここは最初に決めておいたほうがいいです。


2. 早めに動く


家電は数量限定の設定が多く、人気のものは年末を待たずに受付終了します。


「12月に限度額が確定してから家電を選ぼう」と考えていると、その頃には目当てのものが消えています。家電狙いなら、秋のうちに候補を絞っておくのが現実的です。


3. 型番と付属品を必ず確認する


同じシリーズでも型番によって性能がまったく違うことがあります。


返礼品ページに書かれている型番を、メーカーの公式サイトで一度調べてみてください。


保証書が付くか、消耗品や替刃が同梱されるかも見ておくと、後から追加出費になるのを防げます。




◯狙い目のジャンル


地場産品ルールがある以上、出やすいジャンルは自然と偏ります。


・調理器具、刃物 … 金属加工が盛んな地域に多く、比較的見つけやすいジャンルです

・調理家電 … 炊飯器やホットプレートなど、製造拠点のある自治体から出ています

・生活家電 … 空気清浄機や掃除機など。数は少なめですが高額帯があります

・パソコン周辺機器 … 組み立て拠点がある自治体から出ることがあります


個人的に思うのは、単価の高い大型家電より、調理器具のほうが満足度が高いということです。寄付額が抑えられるぶん他の返礼品と組み合わせられますし、良い包丁や鍋は10年使えます。





◯「還元率が高い家電」の探し方には注意


家電を扱う記事でよく見かけるのが「還元率◯%でお得」という比較です。


ただ、還元率は3割が上限と決まっているので、極端に高い数字が出ている場合は、市場価格の見積もりが甘いか、情報が古い可能性があります。


数字を鵜呑みにせず、**その家電の実売価格を自分で調べて、寄付額の3割前後に収まっているか**を見たほうが確実です。それが今の制度で成立しうる上限だからです。



◯まとめ


ふるさと納税でおすすめの家電を探すときは、この4つを押さえてください。


・家電が少ないのは地場産品ルールのため。製造拠点のある自治体からしか出ない

・寄付額が大きいので、その年の限度額はほぼ使い切ることになる

・数量限定が多い。秋のうちに候補を絞る

・還元率3割が上限。極端に高い数字は疑う


家電は当たれば満足度が高い反面、枠を一気に使う買い物です。

まず自分の限度額を確認してから、そこに収まる範囲で探すのが失敗しない順番です。